インフルエンザ潜伏期間中のお風呂はいけない?

インフルエンザは冬に流行する代表的な感染症です。
罹患しないように外出時のマスクや帰宅しての手洗いうがいなどを励行していても、感染元となるインフルエンザウイルスが家の内外を問わず浮遊していて感染経路になってしまうことがあります。
予防接種は大変効果的ですが、流行の型と異なる型の注射ですと罹患してしまう方もおります。
万が一インフルエンザに罹ってしまった場合、患者の回復と同時に、最も近くにいる子供や家族への感染を抑えなければなりません。
お風呂など共用しなければならない場所での適切な対応が重要になります。
インフルエンザの潜伏期間は2日~1週間といわれています。
この間特に初期は特段の症状がない方が多いため、有効な対策をとれず症状を重くすることが多いです。
続いて起こる症状として寒気を強く感じることがあります。
インフルエンザウイルスは全身への感染が早いため、続いて間もなくせきや鼻水、全身の痛みや倦怠感、高熱など全身症状を起こす場合が多くなっています。
風邪などにもいえることですが、罹患する前にお風呂に入ることは、体を温めることで免疫力を高めるので予防に効果的です。
しかし、潜伏期間を含め感染した後にお風呂に入ると体力を消耗するので、症状が強く出ている最中またその前後ではお風呂を控えるべきと考えられています。

インフルエンザ感染中にお風呂には入れる?

インフルエンザの感染中、特に高温が続く間はお風呂に入るべきでありません。
インフルエンザの症状は個人差が大きく、またウイルスの型にも依存します。大きく分けてA型、B型、C型とありますが、毎年多く流行するのはA型とB型で、A型は高熱が出ますがB型は熱が出にくい特徴があります。
お風呂に入れる目安としては、全身症状が治まり37~37.5℃まで熱が下がると入ってもよいと考えられています。
微熱で収まっている場合などは、熱が下がって2日以上経過し体力が戻ってきた位が安全にお風呂に入れます。
子供の場合は熱が下がっても、鼻水など他の症状が長引く場合がありますので、そうした症状が治まるまでお風呂を控えた方が早い治癒につながります。

お風呂に入る際の注意点

罹患された方が早く回復するためには、お風呂に入る前に脱衣所を暖める、入浴は短時間で、入った後は髪の毛や体の水分を早くふき取り冷やさない、十分に水分補給をしてから早めに就寝することなどを強くおすすめします。
なお、インフルエンザウイルスは高い湿度に弱く約50%以上の環境では生存し続けられないとの研究があります。
お風呂の中は湿度が80%以上と高いので、お風呂内で感染することは考えにくいです。
ただし、患者が使ったタオルや触ったドアノブなどが感染経路になりえますので、同じタオルを使わず、ドアノブを除菌シートなどでふくなど清潔にしておくとよいです。